2017年 岩波 自然科学書 復刊情報

復刊ドットコムから
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『一般力学 増訂第3版』(最終得票数 16票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68325877&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】山内恭彦
【発行】岩波書店
【定価】4,968円(税込み)
【発送時期】2017/06/中旬

一貫した体系にまとめられた力学の教科書として名著の定評を得ている。前半
では質点・剛体の力学を説明し、後半は解析力学とハミルトン‐ヤコービの理
論にあて、量子力学への準備を完成する。相対論的力学を追補。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『代数的整数論 第2版』(最終得票数 14票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68325876&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】高木貞治
【発行】岩波書店
【定価】4,320円(税込み)
【発送時期】2017/06/中旬
本書は前後2篇からなり、前篇は代数的整数論の一般論、後篇は類体論の解説
である。類体論とは、著者によって創られた代数的整数論における最高の理論
である。理論の創始者による、アイディアに富む貴重な書物。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『液体の構造と性質』(最終得票数 10票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68325880&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】戸田盛和 松田博嗣 樋渡保秋 和達三樹
【発行】岩波書店
【定価】5,292円(税込み)
【発送時期】2017/06/中旬

本書は、典型的な分子からなる単純な液体を、統計力学・分子論の立場から取
り扱い、種々の温度や圧力の下での液体の構造と性質を解析している。これに
より、X線回折をはじめ、最近著しく発展した計算機実験など多くの実験事実
を統一的に理解し、さらには、直接測定が困難な液体の性質の予測にも確実な
基礎を与えようとする。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『算数から数学へ』(最終得票数 1票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68325875&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】宇沢弘文
【発行】岩波書店
【定価】2,916円(税込み)
【発送時期】2017/06/中旬

日本を代表する経済学者が、数学を楽しくやさしく教えてくれます。鶴亀算や
図形の問題が、お話を読んででもいるように、すらすら頭に入ってきて、数学
者とはひと味ちがったその語り口に、だれでも数学が好きになります。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『可換環論入門』(最終得票数 1票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68325881&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】M.リード 著 / 伊藤由佳理 訳
【発行】岩波書店
【定価】3,996円(税込み)
【発送時期】2017/06/中旬

本書の目標は代数学と幾何学の間に橋を架けることである。加群の生成元や昇
鎖律といった代数の概念とともに、空間上の関数環としての可換環という幾何
学的なとらえ方についても詳しく述べる。その出発点となるのが零点定理であ
り、多様体の幾何学とその座標環の代数に密接な関係を与える。環と体の初歩
を学んだ読者に勧める。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『幾何再入門』(最終得票数 1票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68325882&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】G.ジェニングス 著 / 伊理正夫 伊理由美 訳
【発行】岩波書店
【定価】4,860円(税込み)
【発送時期】2017/06/中旬

初等的な幾何を基礎からもう1度学び直したい人のための格好な本。平面幾
何、球面幾何、射影幾何、特殊相対論の幾何について、形式的な厳密さにこだ
わらず、実際の応用を意識した具体例を通して多角的な視点から扱う。これま
での数学書にないユニークな話題と解説で、幾何の意味を再確認できるだけで
なく、コンピュータグラフィクスや地理情報システムに携わる人にも役立つ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『統計物理学 第3版 上』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68325878&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『統計物理学 第3版 下』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68325879&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】ランダウ・リフシッツ 著 / 小林秋男 小川岩雄 富永五郎 浜田達二
    横田伊佐秋 訳
【発行】岩波書店
【定価】上巻:5,724円、下巻:6,156円(税込み)
【発送時期】2017/06/中旬

統計物理学の基礎原理を広範な応用例をとりいれて明快に解説し、随所に著者
の独創性を発揮した名著の第3版からの翻訳。第2種の相転移と臨界現象に関す
る章が充実し、磁場中の電子や液晶についての解説も取り入れた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

MathJaxなる武器

\[   \sum_{n=1}^\infty \frac{1}{n^2} = \frac{\pi^2}{6}   \tag{3} \]

詳しくはこちら

MathJaxの使い方

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年 岩波 科学書 復刊

2014年の復刊情報をとばして(1年前の話ですから、いまさらですので)

2015年 「自然科学書一括復刊&重版」書目が決まりました。

5月8日に岩波サイトで発表になってました。
6月19日 出庫予定だそうです。

■関数解析 〈岩波基礎数学選書〉
 藤田 宏,黒田成俊,伊藤清三
 現代数学の基礎を感覚的にわかりやすく解説することを目標に編集された岩波講座「基礎数学」.本選書は,この中から,学部程度の学習内容に相当するものを選んで,新たに問題の解答・ヒントを付し,編集しなおした.
【A5判,本体6,000円】

2009年に一度復刊したと思います。その時私買いました。

中古で10,000円ですか

■ 現代解析入門 〈岩波基礎数学選書〉
 藤田 宏,吉田耕作
 現代数学の基礎を感覚的にわかりやすく解説することを目標に編集された岩波講座「基礎数学」.本選書は,この中から,学部程度の学習内容に相当するものを選んで,新たに問題の解答・ヒントを付し,編集しなおした.
【A5判,本体5,500円】

■複素解析 〈岩波基礎数学選書〉
 小平邦彦
 現代数学の基礎を感覚的にわかりやすく解説することを目標に編集された岩波講座「基礎数学」.本選書は,この中から,学部程度の学習内容に相当するものを選んで,新たに問題の解答・ヒントを付し,編集しなおした.
【A5判,本体5.000円】

2009年に一度復刊したと思います。その時私買いました。

中古で15,000円ですか

■リーマン面
 H.ワイル/田村二郎 訳
 リーマン面を一次複素多様体として明確にとらえ,この概念に基づいて古典代数関数論を再編成した名著.古典でありながら未だに新鮮な魅力を失わない,現代数学の巨匠ワイルの数学の美しさを本書の中に見る.
【A5判,本体4,200円】

■Morse理論の基礎
 松本幸夫
 空間の形状とその上の関数のあり方は密接に関連している.それらの相互関係に関する理論であり,現代幾何学の発展に多大の影響を及ぼしたMorse理論の有限次元の場合を中心に多様体の位相幾何学の研究に不可欠な手段を解説.
【A5判,本体3,200円】

■解析学の基礎
 伊藤清三,小松彦三郎 編
 解析学は広範多岐にわたるが,本書はどの分野にも必要な基礎を与える.第1章解析函数,第2章測度と積分,第3章函数空間の3つの章から構成され,各章が独立して読めるよう配慮された演習書.
【A5判,本体7,000円】

■キーポイント 力学 〈物理のキーポイント1〉
 吉田春夫
 力学の運動方程式は,微分方程式に始まる.よく聞く「数学の授業はそこまで進んでいない」という声を反映して,微分積分の初歩を丁寧に,急所の極座標表現を明快に解説.これで,誰でも物理がますます面白くなる.
【A5判,本体2,500円】

■キーポイント 熱・統計力学 〈物理のキーポイント3〉
  相沢洋二
 力学や電磁気学で学ぶ法則はすべて可逆な現象を表わす.一方,熱力学,統計力学は不可逆な現象を扱う.高温から低温にしか流れない熱の移動はその典型例である.熱の正体は何か.読者の疑問にズバリ答えて本質を説く.
【A5判,本体2,700円】

■キーポイント 連続体力学 〈物理のキーポイント4〉
 生井澤 寛
 振動や波動といった現象はミクロに見れば,原子や分子の集団運動だ.これを連続体として考えるとき,どうしても扱う変数が多くなり,偏微分が頻出して面倒に見えるので苦手意識をもつ学生も多い.理解の勘所を示す.
【A5判,本体2,700円】

■キーポイント 量子力学 〈物理のキーポイント5〉
 藤原毅夫
 シュレーディンガー方程式はふつうの運動方程式とどこがちがう? 波動関数の固有値は何を表わす? スピンの実態は? 教科書ではさらりとしか説明していない量子力学の要点を徹底的に噛み砕いて説明する.
【A5判,本体2,600円】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大学の先輩が出版された本

大学陸上部OB会関東支部

私が入学した時の主将が新潟に転勤ということで、2月の支部OB総会以来久しぶりの会合
学生時代のマル秘のエピソードが飛び出すなど、楽しい時を過ごすことができました。
元主将と同期の当時主務をされていた先輩が本を出版されたとのこと
さっそくAmazonで見つけ、広報の意味で
 

全国調査からみた 医療法人の経営戦略

第1部 医療法人経営の実証的研究の全体像‐全国調査の総括及び評価
‐ 第1章 全国登記簿調査の結果
 第2章 病院及び老人保健施設の年間の病床数・保有法人等の変化
第3章 東京都及び千葉県の事業報告書等の分析結果
第4章 全体的考察
第2部 個別調査の概要
第1章 登記簿を用いた病院等所有医療法人についての全国調査
第2章 医療法人立病院を中心とした病院及び老人保健施設の変化についての全国調査
第3章 東京都・千葉県の事業報告書等を用いた収益性,安全性についての調査
 第4章 保健医療計画の病院機能に基づく東京都・千葉県の事業報告書等の調査



| | コメント (2) | トラックバック (0)

クーラン・ヒルベルト 数理物理学の方法 復刊

いまのところ 上巻のみ?

東京図書版の第1巻に相当、下は2ということか。
ということは原書の1巻のみ復刊?
2巻(微分方程式関連)は別?
東京図書ではなく丸善出版から新訳で

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2013年 岩波 科学書 復刊 発表

一年ぶりの記事がこれですか

って感じですが とりあえず(4月10日に岩波サイトで発表になってました)
6月19日出庫予定だそうです
個人的には今年はあえて購入するものはなさそうです
■ 堀田良之 『可換環と体』 A5判・356頁,4095円
 本書は,環と体の理論へのわかりやすいガイドマップである.可換環からガロア理論への基礎的部分,超越拡大の重要な例として代数関数論を取り上げ,有限体上の代数曲線のゼータ関数までを話題にする.
■ 森本信男,砂川一郎,都城秋穂 『鉱物学』 A5判・664頁,8295円
 鉱物学は自然科学の中でももっとも古く体系化された学問であるとともに,新しい結晶学や無機化学の誕生と発見に大きな役割を果たした.本書は,鉱物学の一般原理や地球科学的な考え方のすじみちを明らかにする.
■ ニコリス,プリゴジーヌ/小畠陽之助,相沢洋二 訳
   『散逸構造――自己秩序形成の物理学的基礎』 A5判・484頁,6615円  
 ノーベル賞学者プリゴジーヌ教授と共同研究者による散逸構造論の決定版.前半では化学反応系を中心に分岐理論による散逸構造の解析,後半では生物系を中心に時間空間的秩序の階層構造の解明に力点がおかれている.
■ J.デュドネ 編/上野健爾,金子 晃,浪川幸彦,森田康夫,山下純一 訳
  『数学史――1700‐1900』(全3冊)
    (Ⅰ) A5判・400頁,8295円
    (Ⅱ) A5判・316頁,7665円
    (Ⅲ) A5判・368頁,8295円
 現代数学の基本的概念を歴史の流れのなかにもどし,それらがいかに進化したかを描く.内的発達を第一として書かれた類を見ない数学史.見通しにくい現代数学全体の基盤を通観するのに,本書ほど適したものはない.
■ 小平邦彦 編 『数学の学び方』 A5判・190頁,2415円
 岩波講座『基礎数学』の付録として,講座の8人の編者が自らの経験に基づき,大学でどのように数学を学ぶのがよいかという指針を初学者のために著わした.個性ある執筆者がそれぞれユニークな視点から語る.
■ 服部晶夫 『多様体のトポロジー』 A5判・168頁,2940円
 現代数学においてトポロジー的な思考法は必要不可欠である.本書は,モース理論を中心に,多様体の幾何をコンパクトにわかりやすく解説した入門書で,初学者でも十分読み進められる.理工系の学生に便利なテキスト.
■ 向井 茂 『モジュライ理論』 (Ⅰ,Ⅱ)』
  (Ⅰ) A5判・188頁,3570円 (Ⅱ) A5判・296頁,4200円
 モジュライとは幾何学的対象をパラメータ付けている多様体であり,多様体の隠れた性質を解明するのに重要である.本書はモジュライ概念を具体例とともに解説.とくに,幾何学的不変式論をくわしく紹介する.
■ リフシッツ,ピタエフスキー/碓井恒丸 訳 『量子統計物理学』
 A5判・474頁,7875円
 名著ランダウ,リフシッツ『統計物理学』の第2部.超流動,超伝導などボースおよびフェルミ流体の理論をはじめ,固体電子,磁性など物質の凝集状態の量子論がグリーン関数の方法を駆使して詳述された好著.

★これは購入候補でした

■ 深谷賢治
  『双曲幾何』【現代数学への入門】 A5判・180頁,3045円  
 双曲幾何とは,平行線の公理を否定して作られた非ユークリッド幾何学のことである.群と作用,複素関数論とリーマン面,基本群など,双曲幾何に関わる数学は多く,本書ではそれらの関わりの一端を示す.
■ 杉浦光夫,横沼健雄
  『ジョルダン標準形・テンソル代数』【岩波基礎数学選書】
  A5判・408頁,5775円
 有限次元ベクトル空間の1次変換を幾何学的に分類するジョルダン標準形の理論についてわかりやすく解説する.後半ではテンソル空間を論じる.初めて学ぶ読者にも基礎的なアイデアからその応用までを伝える.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年 岩波 科学書 復刊 発表

岩波書店・自然科学編集部サイトでは6月22日出庫予定となっています。

○ 吉田耕作,河田敬義,岩村 聯 『位相解析の基礎』 A5判・484頁,5565円
微分積分の理論は,演算を関数空間の作用素としてとらえる位相解析の手法によって精密化される.集合・位相・測度,ヒルベルト空間およびバナッハ空間さらに超関数を軸に要点をわかりやすく解説した.

○ 高木貞治 『数の概念』 A5判・102頁,2625円
整数論の研究で世界的に知られ,わが国の数学の発展にはかりしれない貢献をされた高木博士.文字どおり著者が「数とは何か」を追求した名著.数学者だけでなく,哲学に関心を持つ読者にも深い感銘を与える.

○ コルモゴロフ,フォミーン/山崎三郎,柴岡泰光 訳
  『函数解析の基礎 原書第4版 (上)』 A5判・346頁,4620円
  『函数解析の基礎 原書第4版 (下)』 A5判・256頁,3990円
函数解析は古典解析学の諸領域を母体として確立され,いまや解析学の中心的位置を占める.本書は函数解析の標準的教科書として広く親しまれており,微積分と線形代数を予備知識として自己完結的に解説されている.

 

○ 彌永昌吉,小平邦彦 『現代数学概説 Ⅰ』 A5判・426頁,7245円
わが国の代表的な数学者である両教授が,数年にわたる準備の末に書かれた現代数学に対する最高の入門書.群・環などの代数学上の諸概念,ファンクターなどの新しい観点を現代的意義に基づいて再構成する.

○ 河田敬義,三村征雄 『現代数学概説 Ⅱ』 A5判・426頁,5355円
「概説Ⅰ」で扱った集合・代数系を受けて,位相・測度の理論を中心に解説する.「概説Ⅰ」と併せて読めば,現代数学の基本的な柱がもれなく理解できる.内容・執筆共に初学者を配慮した格調高い教科書.

○ M.リード/若林 功 訳 『初等代数幾何講義』 A5判・224頁,3885円
日本の研究にも大きな影響を与えた著者が,代数幾何学の基礎を初学者向けに歴史を交じえながら解説する.親しみやすい2次曲線から出発し,平面曲線,アフィン多様体,射影幾何学へと進む.

○ 秋月康夫,中井喜和,永田雅宜 『代数幾何学』 A5判・280頁,5985円
代数幾何学は,ザリスキーなどの研究の進展により現代的な基礎づけがなされ,理論が精密化した.本書は対象の幾何的意味も見えるように配慮しながら,多様な手法をコンパクトに整理する.初めて学ぶ際の入門書として有益である.

以下は復刊候補リスト以外からの復刊?


○ 江沢 洋,渡辺敬二,鈴木増雄,田崎晴明
  『くりこみ群の方法』【現代物理学叢書】 A5判・268頁,4305円  
くりこみ群の方法は一種の遠近法であって,統計力学でも場の量子論でもよく用いられるが,これまでの解説は論理明快でない場合が多い.本書では,この方法の基本的側面を明快に解説する.

○ 大貫義郎,鈴木増雄,柏 太郎
  『経路積分の方法』【現代物理学叢書】 A5判・240頁,3675円
直観的見通しのよさと扱いの柔軟性によって,経路積分法は現代物理学の多くの分野で取り入れられ,近年,著しい発展をみせている.本書は,その基礎から最新の応用までを,素粒子論と物性論の両面から統一的に解説する.



| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本の歴史

「もう一度読む山川日本史」が話題になって久しいが

もうすこし深く日本史をと考えている方には
中公文庫の「日本の歴史」シリーズ
講談社学術文庫「日本の歴史」シリーズ
がある。

白村江の戦い以前の歴史は
「倭」の問題ともからんでどうもすっきりしない
しかし
少なくとも天武天皇以降の歴史は大筋間違っていないと思う

百姓(ひゃくせい:天下万民のこと)の暮らしがどうだったのか
大和貴族と班田制との関係などをざっと知るには


これなどがお勧めである。さらに

  

とたどっていくと、結構面白い。
第6巻「武士の登場」はまさにNHK大河ドラマ「平清盛」の時代である。

貴族の荘園に武士がどうかかわっていったのか、といった見方で追うのもおもしろい。

  

このあたりでは、武士が完全に貴族ととってかわっていく様子を見ることができる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

岩波書店自然科学書編集部より指定された「2012年復刊候補書目リスト」

6月の復刊はこの中からということのようです。

志賀浩二 著 【科学ライブラリー】
現代数学への招待
■体裁=B6 判・254 頁
■1979 年12 月10 日
現代数学を支える場としての多様体.多様体とは何か.高校数学程度の予備知
識で,直観的に理解できるように解説された本書は,多様体を中心に据えて現代
数学という広大な森へと読者を案内する.

今村勤 著 【物理と数学シリーズ④】
物理とグリーン関数
■体裁=B6 判・278 頁
■1994 年3 月15 日
物理で用いられる数学の主要なテーマ4 つについて,基礎から応用までを明快平
易に解説したシリーズ.豊富に配された適切な例題により,高い応用力が身につ
く.すべての理工系学生に,真に役立つ座右の書として贈る.

マスロフ 著
摂動論と漸近的方法
■体裁=A5 判・344 頁
■1976 年1 月28 日
数理物理の古典的な方程式と量子力学の方程式とのあいまいな関係を明確にす
る.離散スペクトルを持つ自己共役作用素の摂動,振動する初期値・不連続な初
期値をもつ偏微分方程式の解の漸近挙動などが解説される.

M.リード 著
初等代数幾何講義
■体裁=A5 判・224 頁
■1991 年1 月25 日
いま注目の代数幾何学.日本の研究にも大きな影響を与えた著者が,代数幾何
学の基礎を初学者向けに歴史を交じえながら解説する.親しみやすい2 次曲線か
ら出発し,平面曲線,アフィン多様体,射影幾何学へと進む.

熊ノ郷準 著
擬微分作用素
■体裁=A5 判・334 頁
■1974 年10 月30 日
線形偏微分方程式の研究に不可欠な擬微分作用素理論.難解とされる本理論
も,その基本部分は,微積分法とフーリエ変換の初等理論によって十分説明され
ると著者は主張する.その視点が生かされた好著.

都筑俊郎 著
有限群と有限幾何
■体裁
■19776 年
ユークリッド幾何における幾何構造の研究の際にはさまざまなおもしろい有限群
が得られる.本書は線形代数の簡単な知識から出発し,射影変換群の置換群と
しての特徴づけという問題に渡り,有限群と有限幾何の関連を考察する.

川久保勝夫 著
変換群論
■体裁
■1987 年
本書は幾何学の出発点ともいうべき変換群論についての入門書である.ファイバ
ー・バンドル,リー群などの必要な概念を,定理の意味や証明のアイデアを重点
をおいて説明した.最後に局所化定理など進んだ話題についても触れる.

溝畑茂 著
解析学小景
■体裁=A5 判・256 頁
■1997 年1 月29 日
数学を考えるための具体的方法として「解析」を打ち出したのはデカルトであっ
た.そこから始まる解析学の輝かしい歴史はまた,数学の巨人たちの歴史でもあ
る.解析学を彩る美しい理論と定理の数々を,著名な数学者たちを基点として訪
ねていく.偏微分方程式論の第一人者がやさしい語り口で綴る数学の風景.

坪井忠二 著
力学物語
■体裁
■1970 年
身近にある力学現象の中から面白く,しかも初等力学の真髄に触れるものを厳選
し,わかりやすく解説.微積分の知識も使わずに科学の楽しさに触れられる.

小平邦彦 著 【岩波基礎数学選書】
解析入門
■体裁=A5 判・290 頁
■1991 年4 月8 日
現代数学の基礎を感覚的にわかりやすく解説することを目標に編集された
岩波講座「基礎数学」.本選書は,この中から,学部程度の学習内容に相当
するものを選んで,新たに問題の解答・ヒントを付し,編集しなおした.

これ↑、軽装版で今でも入手可能なんだけど、ハードカバーなら欲しいかも
ほんとに出す気あるのかなぁ
 


佐々木重夫 著 【岩波基礎数学選書】
微分幾何学― 曲面論―
■体裁=A5 判・290 頁
■1991 年4 月8 日
現代数学の基礎を感覚的にわかりやすく解説することを目標に編集された岩波
講座「基礎数学」.本選書は,この中から,学部程度の学習内容に相当するもの
を選んで,新たに問題の解答・ヒントを付し,編集しなおした.

田坂隆士 著 【岩波基礎数学選書】
2 次形式
■体裁=A5 判・262 頁
■1991 年2 月8 日
前半では実数体に付随する体上のベクトル空間に定義される正値な形式を考察
し,自然に定義されるコンパクト群の性質を調べる.後半では一般的な体の交代
形式や2 次形式を論じる.さらにクリフォード代数からスピノル群を定義し,その表
現である2 価表現についても考察する.簡潔な記述でこの話題を学ぶ読者がアイ
デアを容易につかめるよう配慮した.

山崎圭次郎 著 【岩波基礎数学選書】
環と加群
■体裁=A5 判・652 頁
■1990 年12 月7 日
本書は高校数学程度の予備知識のみを前提にし,初学者にも基礎事項から学べ
る入門書である.環とは何か,群とは何かを捉えるために必要な「代数的感覚」を
養い,表現論や単純環の理論にもチャレンジする.

彌永昌吉,小平邦彦,河田敬義,三村征雄 著
現代数学概説( Ⅰ ・Ⅱ )
(Ⅰ)■体裁=A5 判・426 頁
■1961 年7 月31 日
(Ⅰ)わが国の代表的な数学者である両教授が,数年にわたる準備の末に書か
れた現代数学に対する最高の入門書.群・環などの代数学上の諸概念,ファンク
ターなどの新しい観点を現代的意義に基づいて再構成する.
(Ⅱ)「概説I」で扱った集合・代数系を受けて,位相・測度の理論を中心に解説す
る.「概説I」と併せて読めば,現代数学の基本的な柱がもれなく理解できる.内
容・執筆共に初学者を配慮した格調高い教科書.

秋月康夫, 中井喜和, 永田雅宜 著
代数幾何学
■体裁
■1987 年
ザリスキーなどによる代数幾何学の現代的な基礎づけと多様な手法の導入は,
理論の抽象化と精密化をもたらす一方,対称の幾何的意味は見えにくくなった.
本書はこれらをコンパクトに整理し,初めて学ぶ際の入門書として有益であり,同
時に真何度内容の具体的対の理解を助けることを意図している.

吉田耕作,河田敬義,岩村聯 著
位相解析の基礎
■体裁=A5 判・484 頁
■1960 年2 月29 日
微分積分の理論は,演算を関数空間の作用素としてとらえる位相解析の手法に
よって精密化される.集合・位相・測度,ヒルベルト空間およびバナッハ空間さらに
超関数を軸に要点をわかりやすく解説した.

彌永昌吉 著
幾何学序説
■体裁=B5 判・488 頁
■1968 年11 月11 日
実数の性質からはじめ,アフィン幾何学,アフィン空間の位相など図形の幾何学
的性質を公理的に把握し,現代的観点にたって,幾何学を整理し,再構成する.
定評を得た幾何学の現代的概説書.数学を学ぶ人々に贈る.

コルモゴロフ,フォミーン 著
函数解析の基礎( 全2 巻)
(上)■体裁=A5 判・346 頁
■1979 年10 月12 日
函数解析は古典解析学の諸領域を母体として確立され,いまや解析学の中心的
位置を占める.本書は函数解析の標準的教科書として広く親しまれており,微積
分と線形代数を予備知識として自己完結的に解説されている.

渡辺宏 著 【応用数学叢書】
有限群とその応用
■体裁=A5 判・242 頁
■1980 年11 月14 日
群の考え方は,理工学の幅広い分野できわめて有効である.できるだけ直観的
に理解できる例をあつめて,群論の初歩から応用までをかみくだいて解説した.
物理・化学系の学部3,4 年生以上に好適の書.

今村勤 著 【応用数学叢書】
確率場の数学
■体裁=A5 判・212 頁
■1976 年9 月17 日
ブラウン運動と1 次元乱流を主な例にとり,確率場を扱う数学を明快に解説.数
学的方法として,汎関数微分方程式,相関関数方程式系,ウィーナー・エルミート
展開の3 つの方法に限定.理工系の学生に必備.

森正武 著 【応用数学叢書】
有限要素法とその応用
■体裁=A5 判
■1983 年
種々の自然現象を記述する偏微分方程式を数値的に解くための強力な手法であ
る有限要素法について,理論的な背景を重点的に解説する.関数解析など必要
な数学は,実際的な題材を通じて自然に学べるよう配慮されている.

堀淳一 著 【応用数学叢書】
ランジュバン方程式
■体裁=A5 判
■1977 年
ブラウン運動を記述する確率的な運動方程式であるランジュバン方程式や,揺動
散逸定理を解説する.数学的基礎から物理的な内容までの理解を深められるよ
う,煩雑な記述は避けつつ,数学的厳密さを保つよう配慮した.

清水英男 著
保型関数
■体裁=A5 判・452 頁
■1992 年6 月22 日
保型関数の基礎理論,とくに数論的不連続群に対する1 変数保型関数と整型保
型形式の理論に焦点をしぼって解説する.代数と解析の基礎的な知識で読み進
めることができる.岩波講座「基礎数学」所収のものを単行本として刊行.

高木貞治 著
数の概念
■体裁=A5 判・102 頁
■1949 年8 月20 日
整数論の研究で世界的に知られ,わが国の数学の発展にはかりしれない貢献を
された高木博士.文字どおり著者が「数とは何か」を追求した名著.数学者だけで
なく,哲学に関心を持つ読者にも深い感銘を与える.

江沢洋,恒藤敏彦 著
量子物理学の展望( 全2 巻)
(上)■体裁=A5 判・442 頁
■1970 年12 月20 日
量子力学は自然の原子的構造に切りこみ,我々の物質観を根本から変えてき
た.本書は,量子物理学の現状を把握し将来への展望を得ることを意図して編集
され,日本物理学界第一線の研究者30 氏の協力により完成した.

永長直人 著
電子相関における場の量子論
■体裁=A5 判・208 頁
■1998 年10 月8 日
強相関電子系は今日の物性物理学の中心課題であり,場の量子論が最も有効
に応用されている分野である.本書は前半で,一次元量子多体系を例にとってベ
ーテ仮説,ボゾン化法,共形場理論などを明快に解説し,後半では,スピン・電荷
分離,量子臨界現象,ゲージ理論などを詳述する.名著『物性論における場の量
子論』の姉妹編.


| | コメント (2) | トラックバック (0)

岩波 現代物理学の基礎 掘り出し中古

たまたまかもしれませんが

amazonで「現代物理学の基礎〈10〉素粒子論 (1978年)」

1978年 第二版 月報付属 箱 ページ日焼けや書き込み等なく良好な状態
¥ 3,980

とあったので、試しに購入してみました。(私が購入したので、amazonにアクセスしてももうありません)

新装版を待っても、おそらく7,000円は下らないだろうと踏んでの冒険。

中古なのでヤケはあるだろうと覚悟していたのですが
箱も本もヤケなし無傷、書き込み無し、パラフィンで包まれ、月報付

30年前からタイムマシンに乗ってきたかのようなほとんど新品

っていうか、私の手元にある「量子力学I」に比べてなんと保存状態の良い

ってことで、 amazonの若葉書房登録物件を見てみると
同じ条件の箱あり、パラフィン、月報付

「物性I」\4,980 もう無くなってます
「量子力学II」\7,980 同上
「統計力学」\28,000(高!、一桁間違っているのかと思いました)
「宇宙物理学」\3,980

きっと出所が一緒なのでしょうね
統計以外は新装版より安価です


統計力学と宇宙物理学はこちら


| | コメント (0) | トラックバック (0)

«Google Chart Tools のAPI とTeX